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健康によい豚肉

日経サイエンス2006年9月号より

『「豚が空を飛ぶ」といえば実現不可能なことのたとえだが、そのうちブタは魚と一緒に泳ぐようになるかもしれない。最近、ちょっと“魚らしく”なったブタができた。

ω3脂肪酸は心臓発作のリスクを減らす効果がある。魚油に多く含まれるが、シーフードは一方で水銀汚染の心配もある。そこで“魚のような”ブタを育てようと、ある遺伝子がブタの胎児の細胞(結合組織のもとになる細胞)に導入された。これらの細胞は増殖して、ω3脂肪酸濃度が通常の3倍の子ブタが生まれた。ただし、成体になった後も高濃度を保つかどうかは今後の確認が必要。

ω3脂肪酸の多いブタができれば、健康によいベーコンの実現につながるほか、ブタ自身も心臓病にならずに長生きするかもしれず、養豚農家にはプラスだろう。』

霜降り肉をつくるために、ビタミンAを減らした特殊飼料で育てられるという話もあるようです。ビタミンAを摂り控えている方にはちょっと気なる話かもしれませんね。