中島先生インタビュー

笹木
今日はお忙しいところ、お時間を頂きありがとうございます。以前に講演会でお目にかかかりましたね。
中島
そうですね。平成8年10月6日の熊本の講演会に行った時にお会いしました。三石先生が亡くなる前の年です。
90歳過ぎの先生が、しっかりと無駄のない話を理路整然と何も見ないで話されることに驚きました。
なんてお元気なんだろうと思っていたら、翌年の1月17日に誤嚥性肺炎で亡くなったとお聞きして、とても残念でした。
笹木
あの頃は、とても元気でしたからね。父は最後まで原稿は作らず、座りもせずに話していました。
10月は熊本、大阪、東京。11月には那覇、最後が佐久(長野県)でした。熊本の講演会のことはどこでお知りになられたのでしょうか?
中島
メグビーの通信物ですね。
僕は以前から栄養学の勉強をしていたので、平成7年に大学の先輩が「三石巌って知ってる?この人の本を読んでみたら面白いよ」と、紹介されたのが『三石理論による健康自主管理システム』の全5巻だったんです。面白くて一気に読みました。
夢中になって三石巌の世界に入っていったんです。(笑)アッ!三石巌って言っていいんですか?
笹木
はい(笑)
中島
三石先生が第二次世界大戦中に東大の研究室にいた時、教授に「海軍の魚雷を研究してみないか?」と言われたけれど、「戦争は嫌いだから行きません」と断ったら、それからその教授は廊下であっても挨拶をしてくれなくなった、という一文が本の中にあって、僕はそのエピソードに心打たれたんです。
当時、戦争は嫌い、反対だ。と思っていた人はたくさんいたはずです。でも、それを口に出して言うことは、非常に勇気のいることでした。
それを読んで三石巌という人物に興味を持って、先生の他の本も読みました。
読んでいるうちに先生の飲む製品にも興味を覚えて、出版社に問い合わせて、平成8年の9月2日に購入し、10月の講演会に行ったんです。そのわずか3か月後の1月17日に亡くなられたわけですから、本当に残念です。
もっと、いろいろお聞きしたかったですね。
笹木
父と何度か話されていたと思っていましたが、お目にかかったのは、その時だけだったんですね?
中島
そうです。その後、笹木さんとは何度か講演会でお話ししましたよ。
笹木
中島先生はメグビーに患者さんをたくさんご紹介してくださいますけれど、飲んでいると治療の経過に違いがあるのでしょうか?
中島
抜歯をして、インプラントの手術をする場合は違います。抜歯をした後にしっかりとした骨を造るために、手術が決まったらすぐにメグビーのことを話します。もちろん強制はしませんが、説明すると殆どの患者さんはヒトフードを摂ってくださいます。術後は続ける方もおられるし、やめる方もおられますけれども(笑)
ヒトフードをきちんと朝晩飲んでもらうと、抜歯後の骨の形成、成熟が早いのです。
特に身体の弱っている方は、飲んでもらうと免疫力が高くなるのを実感します。
又、インプラントの一次オペで、骨の一部分が足りない時は人工骨を移植しますが、この場合もメグビーを紹介します。
笹木
人工骨は牛の骨だと聞いたことがあるんですが・・・・
中島
さまざまな種類がありますが、私は牛の骨から精製したコラーゲンの顆粒を使っています。人工骨を移植して、6か月後に2次オペをします。
その時に普通は、人工骨はシャーベット状でまだ成熟した骨になっていませんが、朝晩ヒトフードを摂った場合は、硬い成熟した骨になっています。
それを見ると、骨はタンパク質からできていることを実感します。
インプラントにはたくさんの種類があるので、歴史と実績があるものを選ぶべきです。
笹木
そこの棚に置いてあるネジ(インプラントで使うネジの見本)を骨に入れるんですよね。そのネジの太さと長さを見たら、私はちょっと怖いです。インプラントや入れ歯にならないように気を付けなければと。(笑)
私は歯周病になりたくないので半年毎に診て頂いています。
中島
それは素晴らしいことです。フロスはやっていますか?
笹木
フロスと糸ようじを場所によって使い分けています。主治医の先生にはいつも完璧だと言われます。(笑)
面倒だから今日はやめようかな、と思いながらフロスをすると結構歯垢が取れるので、毎日やるようにしています。
中島
それは偉い!そうなんです。そうなれば習慣になって続きますよ。でも、やりなさいと言っても続ける人は3人に1人です。中島歯科では、フロスの仕方はしっかり指導します。歯ブラシだけではどうしても歯の間はきれいになりませんからね。歯と歯が接触している所が虫歯(コンタクトカリエス)になりやすいので、毎日のフロスが大切なんです。
一番奥の歯の向こう側もやってくださいね。これが肝心です。(笑)中島歯科のフロスホルダー(フロスの補助用具)は世界中探してやっと見つけて、アメリカから個人輸入していて、大変使いやすいものです。
最近、三歳児検診では虫歯のある子はほとんどいません。でも、20歳前後になるとコンタクトカリエスがたくさん見つかるんです。
今の青少年は歯が弱いですね。“この虫歯は毎日フロスをしていたらできなかったのになぁ”と、思いながら治療するのがとても残念です。
昔の日本は貧しくてお菓子はほとんど食べられないし、農薬、化学肥料、食品添加物に汚染されていない食事をしてました。今はジャンクフードをよく食べるし、食事も一見豊かに見えますが、その実は貧しくて歯が弱くなっているので、子供でもフロスが必要になってきています。さらに肉体的、精神的にも弱くなっています。
永久歯は誕生時から8歳までに作られるので、それまでの食生活が重要です。そして、12歳で生え揃います。
歯は健康の基本ですね。神経を抜いた歯の少ない人や歯がたくさん残っている人はお年寄りでも元気です。診察室を歩く姿が違います。
笹木
それは大変(笑)。メグビーでは、お昼休みによく歯の話になるんです。毎日のフロスが必要なことも社員に伝えますね。
中島
皆さんに歯を抜かないように、歯の神経は抜かないようにと言って下さい。(笑)
笹木
私、歯周病や虫歯はないんですけれど、神経を抜いた歯は1本あるんです。
中島
その年齢で1本は優秀ですよ。Wonderful!!
アメリカでは歯の良いことがステイタスですから、意識の高い人はみんなフロスをします。フロスは毎食後の必要はなく、一日に1回で良いんです。口腔内は36.5度で細菌が非常に繁殖しやすい温度と豊富な栄養が揃っています。細菌の数が24時間で虫歯を作る危険域まで一直線に増えるので、24時間以内に一度フロスをすれば大丈夫なのです。
歯ブラシは一日に2回程度してください。
笹木
歯が良いから健康なんですか?それとも健康だから歯が良いのでしょうか?
中島
それは鶏と卵の関係ですね。ただ、歯が悪ければ軟らかいものしか食べられませんよね。咀嚼によって2本ある総頸動脈の血流量が35~60%増えます。
良く噛む人は脳にたくさん血液が入って行きますが、歯が悪かったり入れ歯の調子が悪く良く噛めない場合は、脳に行く血液が少なくなります。そういう人はボケやすいですね。
一口30回は噛め、と言いますけれど、現実にはなかなか難しいですよ。でも、20回位噛めばかなり違うと思いますよ。
笹木
先生に送って頂いた資料に歯周病(歯槽膿漏)がいろいろな病気の原因になると書かれていたので、そのことをお聞きしたいのですが。
中島
歯周病ではなくて、歯原病ですね。
歯周病は、動脈硬化を起こす原因になります。つまり脳梗塞、心筋梗塞です。糖尿病の増悪と低体重児の出産も歯周病から起きることは広く周知されています。
歯原病というのは、神経を抜いた歯や虫歯などで神経が死んだ歯が、ありとあらゆる全身の病気を引き起こすことです。1923年にアメリカの歯科医プライス博士が著作『歯の感染症』で発表しています。大きな虫歯の場合に抜歯しか治療方法がなかった100年も前に、博士は神経を抜く治療をして歯を残しているんです。しかも今と同じレベルの治療をしていたんです!
博士は一粒種の息子さんを虫歯が原因の心臓病で亡くしたことに大変なショックを受け、歯の神経を抜くことが病気の原因のひとつではないか、という疑問を持ったわけです。
それでアメリカ歯科医師会が費用も研究室も提供し、医師、歯科医師、科学者60人位を動員し、博士は25年間も研究したんです。
『歯の感染症』には、リウマチ患者の神経を抜いた歯を抜歯するとリウマチが治り、その歯を移植されたウサギはリウマチに、心臓病の患者の神経を抜いた歯を抜歯すると心臓病が治り、その歯を移植されたウサギが心臓病になったことなどが書いてあります。
ウサギを5000羽も使って、実験したんです。
笹木
それはどういうことなんですか?
中島
神経を抜いた歯の象牙質の中の象牙細管に、細菌は100%生き残っています。
歯原病というのは、その神経を抜いた歯が自己免疫疾患をはじめとするあらゆる病気の原因になるということなんです。
だから歯の神経を抜いてはいけない。現在では3Mix-MPのような優れた治療法があります。これは日本人が考えた素晴らしい治療法で、虫歯の自然治癒と神経を抜く治療や神経を抜いた歯の再治療に絶大な効果があります。
あとは、日々の歯の清掃(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ)と定期検診が大切になります。
笹木
インプラントにしても虫歯の治療にしても、今の歯科治療はとても進歩しているんですね。 今日は歯についていろいろ勉強させて頂き、どうもありがとうございました。

中島 龍市 様:1952年生まれ 63歳(インタビュー時)

※個人の感想であり、製品の効能を確約するものではありません

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